ゴミ屋敷への第一歩

岐阜に行っている間におやぢがアパートの一室を借りていた。私のおやぢはヤフーオークション中毒と捨てられない症候群とゴミを拾ってくる病など、とにかく物を増やすのが得意になってしまう病気に感染している。
私が3歳の頃、生まれ故郷を離れる原因が、物が増えておやぢの部屋が狭くなったためなのだ。そのため今の家を作り、一回の殆どを占める広さの自室を作り上げた。お会計2000万円なり。
祖母(祖父はすでに他界)していましたが、おいてきたので俗に言う核家族の完成である。くだらない理由である。
その後、物は益々増え、広かったはずの部屋は物置と化し、次なる聖地である和室を占拠した。その後和室も物置と化し、リビングと廊下はおやぢの勢力圏となっていた。ネットオークションにはまってしまい、日々送られてくるダンボールの山。それらがリビングや廊下につまれていった。開けられていないダンボールがその内4割。AIR-H"なんて契約していないから、買っても意味ないでしょうに。
私が岐阜に行くまでに家はダンボールなどであふれかえり、帰って来た時にはますます悪化していた。

まあともかく。ものを置く場所が無くなり、自分の仕事スペースが無いからという建前で部屋を借りたらしい。そういえば自分の趣味で車(安い外車)を買ったこともありました。お会計200万円なり。さらに車庫代40万円なり。ともかく部屋を借り、前準備無しで家族総出(姉は逃げた)で荷物移動開始。疲れた。というか、机を二つも持って行って何に使う気なのであろうか。しかも驚くほど重かった。前準備無しというのは、荷造りも何もしていないのと、ダンボールの山からどれを持っていくのかわからない状態でした。突然朝起こされて「荷物を移動させる」でしたし。自動車学校のスケジュール組みたかったのに…。
半日かけて修了。正直私の岐阜の引っ越しの何倍も大変でした。おそらく、捨てられない症候群などの病気がある限り、この程度の対処法は時間稼ぎにしかならない。その内アパートの一室では足らなくなり、家を購入する事でしょう。そして、その後は…。
ちなみに、今日移動させたもののうち、私の判断では9割がゴミでした。別れが人を強くします。捨てなさいよ。と、言ったら逆切れされた覚えがある。困ったものである。