バトルオブブリテン BD-1かブロンプトンか
やはり次のボーナスは素直に自転車に投資しようと半ば決めたが、やはり車種は決定できな。前から言い続けているイギリスのブロンプトンは欲しいが、ドイツのBD-1も無視できる存在ではない。両者は永遠のライバルだ。スピットファイア*1とBf-109*2、どちらが好きかと言われればちょっと回答に困る。そんな、まるでバトルオブブリテン*3のごとく制空権ならぬ購買欲をめぐる戦いが、今日も続いている。
折りたたみ自転車ブームの火付け役といわれるのが、ドイツはR&M社のBD-1(本国名Birdy)だ。これまでの折りたたみ自転車はフレームを折るのが主流だったが、BD-1はもっとも強度の求められるフレームを折ることを嫌い、独創的な折りたたみ機構を採用した。その結果、折りたたみ性能と走行性能を兼ね備えた自転車となり、現在でも折りたたみ自転車の代名詞として君臨する。高い支持を受けているのは特徴的な外観や確かな走行性能だけでなく、MTB用パーツを積極的に使い、高いカスタマイズ性を持っていることだ。これにより車体価格よりも改造費の方が上回る人も少なくない。
そんなBD-1よりはるか昔から存在するのがブロンプトンだ。クラシカルな外観に身を包んだブロンプトンは、見た目通りスピードを追い求めた車種ではない。はっきり言って、BD-1とはあらゆる面で対極に位置する自転車である。フレームはBD-1が軽量なアルミを使っているがブロンプトンは鉄(クロモリ鋼)。変速機はBD-1が外装変速なのに対し、内装変速。BD-1が高い互換性のパーツを採用しているのに対し、ブロンプトンは独自規格。
パソコンで言うとウィンドウズとマックの違いぐらい違う。車体のイメージとしてはBD-1はスポーツ車、ブロンプトンは実用車(日本で言うママチャリ)だ。
折りたたみ自転車の人気を二分するこの二つは、まったく逆の性質をもつ自転車だ。欲を言えば両方欲しい。BD-1のスポーティーな外観はカスタマイズのしがいがあるが、ブロンプトンの佇まいも魅力的だ。中間に位置するダホンが現在バリバリのスポーティー仕様なので、BD-1だとかぶる気もするが、グレードアップもしたい。BD-1の剛性がどの程度か分からないが、今のダホンよりましだろう。ただまあ折りたたみにそこまで走行性能を求める気も最近は無くなってきたので、カメラ散歩向けにはブロンプトンが有利か。
どちらも魅力的な車種なので、本当に迷うところ。どちらが正解か分からないが、おそらくどちらも間違いではないはず。ボーナスまであともう少し。じっくり考えよう。
(オマケ)
ちなみに旧BD-1の赤が一番好き。