東海地方脱出大作戦

毎年脱出に苦労する東海地方
九州地方よいとこ一度はおいでチョイナチョイナ

 なんだかんだで今日懐かしき福岡へ向かう日。岐阜県ともしばしの別れだ。だが、岐阜県はよっぽど私が好きか、よっぽど嫌いかのどちらからしい。
 まず雪が解けていない。だが、私の脅威の晴れ男パワーでこの日は快晴。じりじりと雪を溶かしていく。しかし、雪解け水で駅まで自転車でいくのはやめといた方がいいので、タクシー会社に連絡すると。
「45分待ちです」
 …別の会社に連絡。
「1時間待ちです」
 …しょうがないからさっきの会社に連絡し、予約してもらうと。
「90分待ちです」

 ……伸びた!?
 しょうがなく待つ。2時間余裕持っててよかったです。
 ミュースカイに乗り込み、出発の時刻になる。ぐらぐらと車体が振動を初め、エンジンでも始動したのだと思い出発を待つ…。が、出発時刻だというのに出発しない。そのとき車内放送が
「現在の地震により運転を見合わせています」
 地震だったのでスカイ!結局出発が10分以上遅れることとなる。で、駅は進み私の周りに座ったのは中国人だか韓国人だか朝鮮人だか分からない方々。別に差別するわけではないが、福岡にいたころから通っていた高校の近くの朝鮮学校の悪い印象しか残っていない。中国人は近くに中国人のアパートがありこれまた同じ。まあ気にせず景色でも眺めながらMDを聞いているつもりだったが、気にしないことができなかった。隣に座った人が何度も外の風景を撮る。ただ撮るだけならいいが、いかにも「お前邪魔だよ」的なオーラを発しながら。私の眼の前を断りもなくカメラを構えて撮影。ちょっと私が前かがみになると顔をしかめる。その後気晴らしに読んでいた小説を覗かれるのも嫌になってきたので寝てたら、窓辺に置いていた小説紛失。終点の中部国際空港に着いた後車内をくまなく探したが、結局見つからなかった。まさかと思うが、まさかね…。


 空港に到着すると、さすがにもうトラブルはなかった。が、飛行機がタキシングを開始したら突然天候悪化、視程は1キロ切っていたはず。正直窓から何も見えません。だが計器飛行で飛ぶ旅客機はノープロブレム。雲を突き抜けて晴れの世界へ。雲の切れ目から見える雪化粧下愛知県は綺麗でした。雪は見るだけに限る。


 そして到着した福岡は、吹きも降らず何もトラブルはありませんでした。やはり故郷はすばらしい。