目覚めよドリンクパワー

ドリンク剤を使うのに否定はしないが、使いすぎは体によくない。
特に使用を控えたほうがいいのは、寝る直前だ。
体ががんばって睡魔を撃退してくれるからだ!!

 寮生活の再開。それは同時にバイトの開始も意味していた。のだが、バイトを一ヶ月ほど休みを貰っていたんで、いろいろと忘れていることも多い。先日なんて店のシャッターを閉めずに帰ってしまったぐらいだ。ついでに言うとシフト表も見ずに帰ったのだ。
 なんか昼から入れられていたような気がしたんで、念のためシフト確認をかねて出勤。
 この日は朝から雨模様。合羽を着てフルフェイスヘルメットをかぶりARE(Anti Rain Equipment = 対雨装備)。完全武装で部屋を出ると、ナイスタイミングで晴れ模様。雲も晴れ、お日様とこんにちは。今更武装解除するのも癪なのでそのままバイト先へ。正直バイクに乗ってても暑かった。
 バイト先に着き、シフト表を確認するとなになに、大幅に変わっているから注意しておくような張り紙が。ちなみに大して変わってないので、どこが変わったのかは注意しなければ分からない。私の場合昼からの時間が無くなり夜からになっていたぐらいでした。ちなみにそれが普通。休憩室でしばらく同僚と話した後、寮に戻ろうとしたら「暇ならバイトが一人遅れるからその間働いてかない?」と店長に呼び止められる。マジかよ…。で、しぶしぶ休憩室で着替えようとしたらそのバイトが間に合って今度こそ帰宅。そして3時間後再びバイトへ。
 帰宅後部屋の大方付け。バイトの疲れもあったので、一本ドリンク剤を飲んだのが大間違い。作業も一段落し、そろそろ寝ようと布団に入るが、体が活性化してまるで眠くならない。こ、これがドリンク剤のパワーか…。普段「本当に効いているのか」と思うドリンク剤も、寝るときになればよくわかる。眠れない。
 しょうがなくその日は夜通し部屋の片付け。隣の部屋の方、夜分五月蝿かったらごめんなさい。


 この日見つけたナイスアイテム「高校時代の日記」
 朝食から朝の列車の状況、各授業ごとの内容と事件、食堂の出来事から放課後、家での生活まで。とにかく他人に見せられないようなことが赤裸々に書いていた。始終走り書きなので、解読に時間がかかった。懐かしい思い出だ。今通っている学校の合格通知の状況や、今済んでいる寮に決まったときの内容が、淡々と書かれている。淡々と一行で。もうちょっと喜びとか書いとけ昔の自分。
 ちなみにこの日記も微妙な時期で終わっており、日記の最後のほうには「手書きだと一日分を書くのに30分以上かかる。億劫」と書かれている。しかしまあ、日記なんてその日のうちにしか書けず、日が経ってから見ると面白いものだ。しかし悲しいかな。「…○○君が…」といった文章を見て、「誰だっけ?」と思う自分がいやだ。昔の友人と会って、記憶力が無いので思い出話に花が咲かない私の短所。