デジタルエンジニアスピリット


 最近ちょっと物を買いすぎである。GX200を買う時、財布の紐を緩めてそのままなのかもしれない。

  • GX200 5万円(オプション込)
  • N-01A 5万円(強制オプション込)
  • 主砲   3万円(ED 70-30mmのこと)
  • E-30   15万円

 締めて20万円を超える買い物をここ3カ月でやっている。E-30の占める割合が凄すぎる。この中で最も買ってよかったと思うのはGX200。写りは一眼に比べれるレベルではないが、撮影するのが面白い。
 逆にちょっと…と思うのは携帯電話のN-01A。そもそも買った理由が「携帯の故障」という買い換えざる負えない事態だった。前の機種のF903iXに不満は無く、あと1年は使う気満々だった。が、壊れてしまった以上買い換えるしかない。古い機種を買っても最新機種とあんまり値段の差がない現在、いっそ最新機種を買ってしまおうと考えた。そして(いい意味でも悪い意味でも)個性あふれるN-01Aを選んだ。ちょっと未完成な感じがしてしょうがない。買った時は使い続ければ操作に慣れ、使いやすくなるだろうと思った。しかし買ってだいぶ経つが、使いづらいことに変わりはない。デザインや開き方ではなく、操作方法が。待ち受けからメニュー画面に至るまで、イマイチ。シャープ(SH901iC)や富士通F903iX)はそれぞれいい点があったのだが、残念ながらNECは褒められる部分が少ない。奇抜なスタイルに似合わず、インターフェースは必要最低限といった感じで、詰めが甘く感じる。購入前ちょっと気になってたSH-04A。でもスマートフォンだし、と思ってたら普通の携帯らしくびっくり。こちらはソフトウェアキーボードや、クリアキーがちゃんとあるなど、タッチパネルについてもだいぶ完成されている。N-01Aももうちょっと発売を遅らせればもっといい物になったはずだ。今までの画面でそのままタッチパネルで操作しろというのは無理がある(例。「はい」と「いいえ」を選択する時上下に並んでいるので、感度の悪さと合わせて押し間違える。横画面に対応している場面が絶望的に少ないなど)。携帯も消耗品の如く売って新しいものを買えたらいいのだが、何年縛りやそもそも売れないシステムやらでそうそう買い換えられない。素直にF905i買った方が幸せだった気がする。
 が、これはこれで面白い機種なので、当分大切にする。

 というか、最近の携帯は多機能すぎて困る。ドコモはiコンシェルiウィジェットといった新サービスを携帯に盛り込んだが、未だかつて使ったことがない。ワンセグやミュージックプレイヤーも、初めは使っていたが結局使わない。現在私にとっての携帯は「電話ができてメールができて、iモードとネット(Jigブラウザ)もできて、いざというときは写真も撮れる」機械だ。あらゆる顧客の要望に応えるために多機能化しているのだろうが、逆にそれでは顧客一人一人の要望には応えられない気もする。
 シャッターを切ればとりあえず綺麗な写真が撮れるコンデジ業界に、ハイエンドコンパクトカメラという新しい風を吹き込んだリコー。その中から生まれたリコーGX200。他人に勧められるものではないが、私には最高のカメラだ。
 携帯電話もソフトバンクiphoneみたいに、各社とんがった携帯を出してほしい。開発者のエンジニアスピリットが感じられるような、そんな機種を望んでいる。

 てか、携帯も家電みたいに楽に買い変えれるようにならないものか。