26日の出来事

暖かい日の光が頬を照らし、朝の訪れを知らせる。陽光は少しずつ大地を温め、生命を育んでいく。そして今日も、暖かい陽光が…。
雨です。今日は異常に冷えました。傘を片手に自転車登校。しかし、これではあまり雨が防げないのが弱点で、結構濡れる。つまり寒い。
昼のエビフライ丼はなぜ海老天丼にしなかったのか疑問に残る。そういえば海老の尻尾は食べるのが正しいのか、残すのが正しいのだろうか…。友人は食べた。
今日は講習会ということで、1年全員集合。事前に感想文の用紙が渡されていたので、感想が書けるように熱心に聴く。が、開始40分ほどで私の意識は大気圏をつき抜け、地球と月のラグランジュポイントのあたりを周回していた。危うく遠心力カタパルトで木星まで旅立ちそうになったところ、巨大なスペースデブリにぶつかり、地球の重力に引かれ二本へと降下した。意識が宇宙旅行から戻ってきたのは話も終了間際。しまった、肝心な部分を聞きそびれた。それから聞いても話がつかめない。これでは感想文が書けるかどうか心配だ。起きていた前半と後半、つまり導入と結論の部分だけの感想になる。提出期限は今週一杯。大丈夫だろうか…。
それから授業を挟んで雨の中帰宅。帰っていつものように水戸黄門とニュースをはしごにして見て、くつろぐ。汚い話であるが、私は帰ってから制服を脱ぐとしばらくそのままの格好です。別に男子寮なので特別珍しいことではありませんが、さすがにそれで外を出歩く勇気はありません。そして、そんな時に友人が訪ねてきた。もちろん下着一枚で出迎えるわけにもいかず、慌ててハーフパンツを探すが見当たらない。その間友人は何度もドアを叩く。一応居ることは知らせているから、帰られることは無いが、急がねば。何とか見つけてヨレヨレのままドアを開ける。いくら男子寮と言えども外は住宅街である。さすがにパンツ一枚でドアを開けれない。しかし、結構みんな軽い用事なら下着一枚でうろついてますが…。
ともかくドアを開けると第一声こう言われた。
「今日暇?」
…エマージェンシー。絶対面倒なことだ。一応用件を聞いてみる。どうやら急な用事が出来て、今日届く荷物を代わりに受け取って欲しいとのこと。なんだ、その程度なら、と思って了承した。そして配達時間を聞いてみると、「4時から8時」とかなりワイド。広!それまで私はあんたの部屋でくつろいでいろと?了承したので今更土下座して断る訳にも行かず、部屋の鍵と判子を受け取り、今日の身の振りを考える。そいつの部屋でエースコンバット5でもしておこうと思ったら、もう荷物が届いたらしい。まあ変な手間がかからなかったので良かった。
というわけで心置きなく夕食の準備。今日は久しぶりに豚肉料理。久しぶりの肉だからウキウキである。ナスがあったのでナスと豚肉と味噌を煮詰めて、料理名不明の料理を作る。前作ったときは味が濃かったので、今日は気持ち薄味に。完成して思ったことは「失敗」だ。味付け以前に量である。痛み始めていたのでありったけのナスを使ったため、二人、いや三人分の量になってしまったのだ。たくさん食べれると前向きに考える。
食後いろいろして、今日を終える。
(追記)相変わらず道路周囲にカマキリが多い。これは死を望んでいるのだろうか。道端に何匹もの死骸が転がっている。今日は寮を出るとき、部屋のドアにカマキリがへばりついていた。既に体色は茶色でいかにも死の直前という感じである。学校が終わって戻ってみても、位置は変わらず。死んだのか?と思って突付いてみると、どうやら生きているらしい。ドアにへばりついたまま死なれると嫌なので、遠くに摘み出す。が、それっきり動かなくなった。生きているかどうか分からない。なぜカマキリは草むらの中で死んでくれないのだろうか…。