眠れぬ夜と止まらぬモノ

眠れない 夜を越えた これからは 
止まらぬモノは 水か私か


 それは昨晩のこと。不眠症なのかどうか知りませんが、とにかく私は寝るのが下手です。どのくらい寝るのが下手かというと、眠くなっても床に入って2時間経たなければ眠れません。嘘のようで本当の話。だから授業中も眠くなっても眠らない、というか眠れない。何故かを考えてみると、思い当たった。生きている限り大きくなる動物がいるように、私は起きている限りテンションが上がる。逆を言えば、起きたてはとてもテンションが低い。友人からゾンビなどと形容されるほどです。もうちょっと考えてみると、起きている限りテンションが上がるというのもちょっと違い、どうやら眠たくなればなるほどテンションが上がる。だから、学校で眠くなればなるほど口数が増える。我ながら不思議な体質です。
 というわけで、私は寝るときは「…おやすみ〜…」では無く「今から寝るから起こすな!」と妙にハイテンション。もちろん眠れるわけありません。布団に入るということは、すぐに眠りに落ちることでなく、興奮を抑えてから寝るわけで、この興奮を抑えるのが2時間。困った体質です。
 逆に心が沈静状態であればぐっすり眠れるということです。昨夜はまさにそういう状態でした。久しぶりに気持ちよく眠れそうだ、と10時には就寝。ここまで早く寝れたのは久しぶりです。が、世の中変なところで甘くありません。鳴り響く電子音、眠りから覚め、音の発信源を探す。発信源は携帯電話、のメール着信音。訳あって現在着メロではなくアラームと似たような電子音を設定していたので、それで起こされたのだ。見事にレム睡眠のとき起こされたのか、さっぱり目が覚めていた。気を取り直して布団に再びもぐる。が、さっぱり目が覚めていた。眠りたい、が眠れない。眠ろう眠ろうとする思いとは逆に、脳は覚醒していく。そして、完全に目が覚めた。眠れない苛立ちは怒りへと変わり、行き場の無い怒りを内に秘めると体が興奮していく。自らに「どうどう」と諌めながら、眠りに付いたのは深夜のことだった。やっと眠りに付いた私の枕元で、主電の切られた携帯が転がっていた。


 早めの6時に起床。いつものように二度寝。そしていつもの時間に起きて学校へ。今日は見事なまでの晴れっぷり。晴天ではありませんが、それでも晴れれば気分も晴れます。今日もがんばんべー。
 クラス一人不在のまま授業を終える(学校は忘れていいから、ゆっくりして来い)。
 水の都へ帰宅。いつぞやかの悪夢が再び。台所の下が水浸しになっていた。ここしばらく水漏れが無いと思ったら、再び発症。すごい勢いで。普段敷いているマットは偶然にも干していた(干すことになった原因は水漏れですが)ので安全。それが唯一の救い。だが、流れ出た水はクッキングシートを一つ丸々使うほどの量。水道代はただ(定額の共益費に含まれる)ですが、クッキングシートは有料です。なんとか原因を探求しなければいけません。そうこう考えている間にも水は漏れているので、紙では勿体無いのでウエスを設置しておく。
 とりあえず現状維持待機で、今は今日やろうと思っていたことを実施することにする。それは先週やったジョギング。情けないことにやっと筋肉痛が治ったのである。恐るべき回復力の無さ…。現在ガス代節約月間と同時に体力回復月間中なので、ジョギングで体力を回復させることに。ただ、夕方だと寮の人たちや知り合いに茶化されそうなので早朝に走るつもりでしたが、二度寝したのでできませんでした。そもそも寒い早朝に走るなど体にも悪い。それにそもそも早朝に起きれない。なら帰ったからしかないのです。
 ウェアに着替えて出発。私は普段外出するときは眼鏡をかけますが、さすがに運動するときは外します。裸眼で外出するのは久しぶりなので、そこにはいつもとは違う世界が広がっていた。何が違うって世界がぼやけて、しかも曲がってない。前者は単に視力が悪いだけで、後者は眼鏡の度のおかげで普段世界が歪んで見えるのです。で、肝心のジョギングのコースは考えていなかったので、以前と同じコース。ウォームアップがてら歩いていると、パトカーが後ろから通り過ぎ、前方で停車した。また寮の近くで学生達を検問しているのだろうか。そして、その思いに応えるかのようにパトカーの前方には車が。早速誰か捕まえたのか?思いきや、そのさらに前方にはもう一台車がお腹を見せていた。…状況確認。事故だ。私の前から救急車まで。部外者が野次馬となってみるのもどうかと思うので素通り。事件には関わらないのが一番です。もしかすると重傷者がいたのかもしれませんが、眼鏡をしていない私にはよく見えません。上空をなぜか旋回しているタンデム配置のヘリがなんなのか分からなかったぐらいです。色からいって陸自のチヌークだと思う。自信はない。コンビニを経由し帰宅。結構2リットルペットボトルやら持ったまま走るのは結構辛い。でも、沈んでいく夕日を見ながら走るのは中々情緒的で良かったです。ですが、夕日に向かって走るほどの体力はもう残っていませんでしたが。
 帰宅したらストレッチして風呂に入り、夕食の準備。否、水の処理。一時間程しか経っていないと言うのに、もう水はウエスの吸水今日能力を超え、池を作ろうとしていた。料理をしながら漏れる水を拭いて、拭いて、拭く。床は濡れ、足裏が冷える。並行して行っていた料理が冷たくてしんどいので、トイレのスリッパを履いて続行。大丈夫、ちゃんと洗って使ってますから。尚、料理は肉じゃが。
 水漏れ、と書いていますが、原因が一切不明。まず漏れているところがおかしな場所です。なんとそれは、台所の四隅の一箇所から漏れているようなのです。漏れるような穴が無ければ、何も無い。とりあえず当て布して様子見。パテも何も無いので対抗手段が何もありません。人間とは無力な動物です。

 とりあえず友人へ。ポストにレトルトカレーを入れるな。