ポルターガイストが残した爪あと

早朝に 喧騒響く 無人部屋
残した爪あと ダンボー

 五月蝿い。時刻はまだ7時を過ぎた辺りで、寮の皆様はまだ眠っているはずである。第一他の学科は既に春休みで実家に帰っており寮にいない。なのに五月蝿い。さらに困ったことにその音の発生源の一つががもう空き部屋となった隣の部屋から発せられているということだ。具体的にどんな音かというと、何度も窓が開けたり閉じられたりする音や、部屋の中をどたどたと歩き回る音。早朝からポルターガイストも働き者だなーと感心しながら寝る。いや、今日は出校日だから寝てはダメだ。
 学校に行く準備をし外に出て音の原因を知る。というか家を出て早々目の前に謎のマットが広がっていたのはビックリ。そして空き部屋の方を見て二度ビックリ。謎の掃除道具が散乱していた。ああ、掃除業者ね。朝っぱらからご苦労なことで。本当に無関心なので気にせず出校。
 本日より学校を利用するのは私達のクラスともう一クラスだけで、学校は静けさに包まれていた。エンジンの試運転中の騒音を思えばいいことです。ただひたすら国家試験対策をし終了。
 土砂降りの中帰宅。うっかりコンビニによるのを忘れたので明日の朝食が菓子パンになってしまったり。寮に戻ると友人の部屋の前に巨大なダンボールが。なんじゃこりゃ!?と覗いてみるとゴミの塊。朝の業者の爪あとだろうか?友人に聞いてみても困っているらしく、肩をすくめていた。
 そういうわけで本日もやってきたクッキングタイム!本日は豪華に冷やご飯と昨日の味噌汁の残りです。これで満足する自分が可愛い。
 その後、ネットの読み物を読んでいたら気づけばこんな時間に。