エマージェンシーコール

ぐずついたのは心も同じ

友人に振り回される。
自転車に振り回される。
そんな一日。楽器の音色だけが唯一の癒しか…。

 6時半起床。英検の試験会場がぶっちゃけ分からないので、かなり余裕を持って活動開始。おそらく一緒に行く友人たちは何も計画せず行き当たりばったりで動くだろうから、私がネットを駆使して計画を立てる。電車の乗り換えや大雑把な地図は頭に叩き込んだ。これでみんなで迷子という悲しい事態はおきないでしょう。で、朝の支度をしていると友人からメールが。


「今日ムリぽ…」
「はぁ?」

 なんだなんだなんだ?連絡を取ってみると、とにかく動ける状態じゃないらしい。ともかく一人脱落。駅まではもう一人一緒に行く人がいるので、集合時間に遅れるといけないのでともかく出発。まあ駅の場所を知っている人が脱落したので、駅を知らない二人が残されたわけである。集合場所なんてないので友人の寮へ。出発早々原付の燃料系がレッドゾーンを指していたので、慌ててガソリンスタンドで補給し再出発。ちょっと遅れて友人宅へ。ノックしても反応がないのでなんども叩いてみると、顔色の悪い人間が現れた。そして紫色の唇が開かれ発せられた言葉は…


「今日ムリぽ…」
「はぁ?」

 お前もか!事情を聞いてい見ると、脱落者二人は昨日着た友人の部屋で、朝まで遊んでいたらしい(with お酒)。天晴れな心意気。英検前夜とは思えない。遊ぶならまだしもお酒つきでオールナイトとは…。ともかく話した結果、会場で合流する予定だった人も次回受けるらしく、一人で行くのも心細いので私もやめることに。まあ、そんなこともあるさ。一応時間ができたので駅を探してみると、あっさり発見。あっさり発見したのであっさり帰宅。
 帰宅後、とりあえず何も予定がなかったので、調整途中だった自転車のギアのちゅおせいを行う。せっせせっせと調整ボルトをまわすこと数時間、いい加減疲れてくる。気晴らしに楽器を吹いたりしていると車もちの友人から電話があり、脱落者二人と私でどっか食べに行かないかという話になる。ということで作業を途中で切り上げて車に揺られバイキングへ。思わぬところで大出費。この出費があればショップでギアの調整できるじゃないかと素で思ったり。
 帰宅後再びギア調整。調整ボルトの位置を調整し、いい位置かと思えばローギアに入らなくなったり、ローギアに入るようになったらカリカリ音したりと四苦八苦。一応音鳴りがほとんどしない場所を見つけたが、アウター×ロー、インナー×トップにするとディレーラーにチャーンがこすって音が鳴る。正直使わない(使ってはならない)ギアなのでどうでもいいですが、せっかくなので調整開始。フロントディレーラーの作動範囲が根本的にあっていないような気もするので、ディレーラー本体をいじってしまったからもう大変。見事にシフトワイヤーのテンションを変えてしまいました。ギアがローよりも内側に行ったっきり帰ってこない。なせばなる!再びテンションを与えて固定するが、明らかにアウター側への移動量が少ない。あーだーこーだするが、どうしてもアウターギアにチェーンいかなくなる。これは…緊急事態だ…。
 ともかく時間が時間。明日に備え就寝。