今年最後の大事件(中編)

ついに病院に辿り着き、一命を取り留めたかに見えた鴎久那だが、
今度は病院からの執拗な財政攻撃だった…!

 気づけば日が昇っていた。体調は現状維持で、学校には行けない。その旨を担任に伝えて病院へ。体温を測ってみるともう少しで40度に達するところだった。30分ほど待ちやっと診察。
「インフルエンザ第一号かもね。違うと思うけど検査してみる?」
 ということで10分ほど待って検査。結果、白。さりげなく検査で金がかかったので、やっぱり病院の人って性格悪いと再認識。その後飯食べていないことを伝えると
「じゃあ点滴打ったほうがいいです」
 イエスノー選択権無しで点滴。45分動けないのはかえってしんどい。寝返りうとうとする体に鞭を打って地獄の45分を乗り切る。やたら時間を覚えているのは暇で暇でしょうがなかったから。
 再び待機。ふと見渡すと、知った顔が。クラスメートが学校を早退して病院に来ていた。聞いてみると、クラス全体でこういう症状がはやっているらしく、結構休んでいるらしい。
 点滴などでちゃっかり費用がかかり、薬局で初心者には何がなんだかよく分からん薬の説明をされ、薬を入手。料理を作れないだろうからスーパーで買出しをして帰宅。
 その後薬を飲んでひたすら寝る。科学の力は素晴らしい。日本の医学は世界一ィィィィィイイイイ!*1(後編に続く)

*1:注・風邪の菌が脳に到達したようです