カメラつき携帯電話

携帯できない一眼レフ

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0603/12/news002.html
 これを書くとき見つけたこんなもの。なんで音楽ケータイがあってもカメラケータイが無いのかという疑問を、ただひたすら書き綴った文章。私の現代社会への不満が手に取るように分かるかも!!?

 携帯電話といえば、現代人の証。財布と同じかそれ以上の確率で持ち歩くものである。たぶん。
 私はドコモだが、ドコモの携帯電話は新機種が発売される感覚が驚異的に短く、半年である。携帯電話はすさまじい速さで進化し、最近では予想外の動きでテレビが見れるようにもなっている。私が携帯電話を始めて手にしたのは遅く、2003年、高校3年のときである。このとき買ってもらったのは三菱のD505i、505シリーズはメガピクセルカメラの搭載を謳った宣伝だった。メガピクセルといっても画質は悪い。とても見れたものではなかった。が、これが私にとってはじめてのマイカメラでもあった。
 携帯電話を選ぶとき、何を重視するだろうか?カメラが搭載され始めたころ、各社は画素数で競い合った。今では3メガピクセルが普通になってきている。そして音楽プレイヤーが重視され始め、今ではインターネット、ラジオやテレビの機能までついている。これらは特化され、音楽プレイヤーの重視された音楽ケータイ、ほとんどPDAPHSも発売されている。が、いまだにカメラ特化のカメラケータイは発売されていない。外国に目を向ければ光学ズーム機能つきのカメラというキワモノがあるのだが、日本にはない。あくまでカメラは"オマケ"にすぎないのだ。
 現在私はシャープのSH901iCという機種を使っている。無意味に出っ張ったアンテナと、二つの方向ボタン(?)をもつキワモノである。カメラは2メガピクセルD505iのカメラと比べると雲泥の差で、ちゃんと明るい場所ならそれなりの画質である。だが、デジタル一眼を使っている身としてはどうも能力に限界を感じる。ISO感度ぐらいは手動で選ばせて欲しいのである。
 先日新機種、903シリーズの発表があった。DがやっぱりDだったり、SHがツイストに戻ってたりと見ていたのだが、どうもカメラ機能は何一つ進化していないみたいだ。3メガピクセルのカメラを搭載し、カメラ機能も飽和状態ということか。これ以上の機能を求める人は私のようなごく一部の人なのだろう。だが、音楽ケータイがあるのだから、カメラケータイがあってもいいのではないかと思う。しかし、どうも携帯のカメラの高機能化には需要がないらしく、普段写真を撮る人はコンパクトカメラを持っているらしい。確かに最近のコンパクトカメラは進化しているのだが、一眼を使っているものにとってはケータイ付属のカメラもコンパクトカメラも同じだろうと思っている人間は、わざわざコンパクトカメラを買う気にはならない。そのくらいならその金でレンズを買う。
 が、カメラを使う人はケータイとは別にカメラを持つのに、なぜ音楽ケータイを持つのか。SH901iCには音楽再生機能が無きにしも非ずだが、ケータイにイヤホン付けて聞こうとは思わない。やはりどんなものも専門のものには勝てない。最近では驚くほど小さいipodがあるのだから、音楽好きはそっちを持ち歩くだろうと思うのだが、やはり需要があるのだろう。
 今私が望むのはカメラ機能に特化した携帯電話。というのも、メインカメラであるデジタル一眼は持ち歩くのが大変なのである。普段自転車などに乗って被写体を求め右往左往するのだが、ちょっとした一枚や軽装のときなど、ケータイのカメラを使う。そのとき、やはりそれなりの画質が欲しいのである。ここでいう画質とは決して画素数ではない。いくら画素数が上がってもすぐに感度の上がってしまうケータイのカメラはどうも使いにくい。求めるのはちゃんとしたレンズ。そして最低限の手動操作(ISO、シャッタースピードぐらいは欲しい)。私がケータイを使う時の機能で頻度が多いのがカメラ→メール→電話であり、そしてそれ以外はいい際使わない。音楽再生も動画再生も、もちろんiアプリiモードも使わない。後者はあってもいいが、前者はまったくといっていいほど使わないので、これら機能をなくしてカメラ機能に特化したもの。もはや携帯電話つきカメラといわれてもいいものでも構わない。そんなものが欲しい。
 と、感動の瞬間をケータイのカメラで撮り、パソコンに移して失望してる人間が嘆いています。