マイクロフォーサーズ


 IXYの調子が悪くなり、DMC-LX3の購入を本気で考え出したとき、われらがフォーサーズから新たな発表があった。マイクロフォーサーズというこの規格は、今までの一眼の常識を覆す代物だ。
 E-400シリーズでフォーサーズの利点である「小型軽量」を最大限に発揮したが、それをさらに小型軽量化させるものだ。ちょうどコンパクトカメラと一眼の間を埋めるものとなりそうだ。リコーのGRデジタルなど、ハイエンドデジカメはいろいろと存在したが、どうしても映像素子の限界がある。シグマのDP1が一眼と同じ映像素子を使って話題になったが、やはり一眼はレンズを交換してなんぼだ。つまりこれは、レンズ交換可能なDP1といったところか。
 さらに従来のフォーサーズとも互換性を持つなど、ビバフォーサーズである。フォーサーズは望遠に強かったが、マイクロは広角に強いなど、住み分けもできそうだ。

 この発表でDMC-LX3の購入は一時先送りとなり、今後はE-330に頑張ってもらおう。

 で、このE-330だが、古いながらいいカメラである。世界初のライブビュー搭載一眼レフとして話題になったが、ダストリダクションを搭載していることも忘れてはならない。この二つは今やデジタル一眼レフのスタンダードになりつつある。特にライブビューは一度味わうと離れれない。なぜならライブビューでしか撮れないときもあるからだ。もちろんカメラのデザインも特徴的だ。一眼らしからぬ四角いデザインは、マヌケな気もするが愛嬌を感じる。E-420の小ささに感激し、一時買い換えようかとも思ったが、基本的な性能が変わらないため取りやめた。やはり次買うならボディ内手ぶれ補正が欲しいが、そのためだけにE-520やE-3を買おうとは思わない。もう少しライブビューのような革新的な"何か"が無ければ…。そういったことからも、E-420よりも小型にできるマイクロフォーサーズは大いに期待できる。

 さて、レンズ交換ができるのが一眼の利点であるが、ZD18-180mしかレンズを持っていないという笑劇の事実がある。でもこのレンズはちょっと暗いが、やればできる子。テレ端では1/2倍撮影できるのでマクロっぽい写真も撮れれば、遠くの航空機も撮影できる。天気が良ければ…。
 ということで明るいレンズも欲しくなるが、明るいレンズは総じて高い。なんとかパンケーキレンズなら手が出せそうだが、あれ買うならもうちょっと安いマクロレンズを買っても面白いかもしれない。しかし何よりも欲しいのは、年内発売予定の広角レンズだが。