GX200という名の道具


E-330 ED18mm-180mm 1/30 F8.0 180mm(360mm) AWB
一眼デジカメであるE-330を買ったとき、携帯電話のカメラしか使ったことのなかった私は、その画質に驚かされた。その一方でそのサイズにも驚かされた。そのサイズゆえに気楽に持ち出せないE-330の出番は、必ずしも多くなかった。特に自転車と持ち運ぶのが困難で、軽く、小さいカメラが求められた。
そして、私はこのカメラを選んだ。
 GX200以前にもコンデジ*1は買っていた。キヤノンのIXY910ISである。実はこれを買うとき、最後まで悩んでいたのはリコーのR7、そしてGX200の前のモデルであるGX100だった。だが、GX100は電源ON/OFFに連動するレンズカバーが無く、一眼カメラのよ写真を撮るためにはレンズキャップを手で付けはずす必要があった。やはりレンズキャップの付け外しの面倒はE-330で痛感しているので、候補から外れた。最後までIXYとR7で迷ったが、最後はブランドの力でキヤノンを選んだ。
 IXYの映し出す写真は条件さえそろえばE-330に匹敵するといってもいい。それまでコンデジをバカにしていたが、少し考え方を改めた。だが、液晶が漏れ出し、またマニュアル撮影があまりできないということから、購入一年ほどで次の候補を考えていた。

 GX200の発表、そして新たなオプション装備であるLC-1。このLC-1の登場により、GXの弱点が無くなった。LC-1というのはレンズキャップの代わりにつけるキャップで、これをつけることで普通のコンデジと同じように、電源のON/OFFに連動してこのキャップが開閉するのだ。興味のある人はココをクリック。


 能書きはこの辺にして、購入から10日ほど経ちました。散歩がてらにカメラをポケットに突っ込んでパシャパシャ撮るのには最適だ。個人的に望遠よりも広角が好きなので、24mm〜72mm相当という画角も問題なし。遠くとる必要がある時はE-330の出番。でも広角の凄さはあまり世間では知られてないので、下の画像が参考。

左がE-330で、36mm相当。右がGX200+DW6*2で19mm相当。DW-6無しでも24mmという広い範囲が撮れるのは、コンデジではこれとDMC-LX3だけ。一般的なカメラが35mm相当、広角が撮れると宣伝しているカメラで28mm相当なので、普通のカメラよりも同じ場所から撮れば2倍、広角カメラよりも1.5倍の広さが撮れる。撮れるとどうなるかは人それぞれだが、狭い室内で広くとるのは勿論、なにより広がりのある写真が撮れる。抽象的だが、つまりは趣味の世界。一般的には35mmでいい。

 まだまだ実戦経験は少ないが、今のところ満足のいく代物だ。今まで撮れなかった世界を撮っていきたい。



・オマケ

フル装備だとパッと見たら一眼にしか見えないな…。オリンパスマイクロフォーサーズはこんな風になるのだろうか?

*1:コンパクトデジタルカメラ。いわゆる普通のデジカメ

*2:ワイドコンバージョンレンズ。交換レンズのようなもの。これを付けることで広い範囲が撮れる