GX200 復活の旅


 GX200がない生活なんか考えられない!有給を使ってでも可及的速やかに修理の必要がある!
 という思いが伝わったのか、都合よく代休がとれたので、新横浜のサービスセンターに行ってきました。

 新横浜駅に降り立つと、デカデカと見える「RICOH」の文字。あそこか…。待ってろGX200。すぐに修理してやる。
 そして行き着いたのがトップの画像。なんともまあ、厳格な雰囲気があってとても入りづらい。ビシッとスーツを着て入るべき場所だろう。だが、GX200の修理のため、ジーンズ姿で堂々と入るぜ!
「カメラ修理はこちらではありません」
 …え?受付のお姉さんに慣れた手つきで地図を渡され、ここに行けと言われる。まあ確かに、地図で見た時とサービスセンターの位置が違う気がしたが、でかい看板に引き寄せられてしまった。
 で、気を取り直して来た道を引き返し、サービスセンターへ。

 ちょっとビルのグレードは落ちて、1フロアのみ。人気のないビルに入り、エレベーターで3階へ。いったいどんな場所が待っているのだろうか…。

 DIY感溢れる受付。受付には誰もおらず、入口の電話で連絡を取るという素敵なシステム。嫌いじゃないぜ、そういうの。
 ガラス越しに仕事場が伺え、各自がカメラを修理している姿が見える。いかん、微妙に見慣れた風景だ。ただ、修理しているのがカメラかそうじゃないかぐらいだ。対応に来たのもツナギを着た技術者の方。同じ匂いがした。
 軽く見てもらうと、レンズユニットが死亡したらしい。レンズはカメラの最重要部分。当然価格もかかるが、見積りで2万円。まあ新品にするより安い。二つ返事でお願いした。ちなみに部品代が半分、もう半分は技術費。リコーさん、パーツだけ貰って自分でやっちゃってもいいですか?

 修理に時間がかかるので、ぶらぶら歩いて写真撮影。今日は荷物を少なくしたいので、E-30と18-180mmのみ。久しぶりに18-180mmだ。選んだのは天気が良ければ18-180mmも結構使えるだろうと思ったが故。14-54mmとは違い、聞きなれた甲高いモーター音が懐かしい。高倍率ズームなんであんまり動かなくても構図が決めれるのは便利。暗いレンズだが、ズームすれば背景もボケてくれる。なんだかんだいって、E-330と3年間付き合ったレンズなので、大体の癖は掴んでる。ものすごく自然に撮影した。ただ、撮り終えた画像を見ると、なんか描写が甘い気がする。
 ちなみに写真に写ってるのはメッセンジャーバッグの王道、ティンバック2。学生時代は通学バッグとして、普段は買い物袋として、そして撮影時はインナーバッグを入れてカメラバッグとして活躍。本当に素晴らしいバッグ。買って4年以上経っているがいまだ現役。いい物は長持ちします。
 なんやかんやしているうちに修理も終わり、GX200は無事復活。外装も交換しましょうかとも言われたが、外装についた傷は大切な思い出、消してもらいたくない。カメラの設定こそリセットされたが、それはしょうがない。MYモードを設定し直しだが、せっかくなので以前とは変えてみようと思う。カスタマイズの自由度が高いカメラなので、設定次第でどうにでもなってしまう。顧客満足度No1のカメラメーカー”リコー”。
 いいカメラをこれからもよろしくお願いします。


 オマケ
E-620を触ってきましたが、超オススメ。グリップもどきがついてホールド感向上。これからあえてフォーサーズを選ぶ人は、E-620が一番だ。