レンズのフィルター


 コンデジメインの人にはあまり馴染みのないレンズフィルター。しかし、一眼使いにはなくてはならない大切なパーツ。具体的にいうと、レンズプロテクターとして。
 カメラの命はレンズ。それなりのレンズはだいたいカメラのボディより価格は上になってしまう。そんな大切なレンズを守るプロテクトフィルターは、一眼使いにとってなくてはならない存在だ。
 しかしちょっと待った。そもそもフィルターはそういう風に使うものではないはずだ。
 写真は、レンズに入った光がフィルムや映像素子にあたることで出来上がる。だが、レンズの性能だけではどうしてもうまくいかないときがある。そんなレンズを補佐し、レンズの性能を引き出すのがフィルターのはずだ、たぶん。
 画像は今は忘れられつつあるスカイライトフィルター。仲間にUVフィルターがいる。が、これらはレンズの性能向上とともに役目を終え、プロテクトフィルターになり下がった。他にもカラーフィルターやらあったが、カメラのデジタル化とともに過去のものとなった。
 結局、今もなお使われているのはPLフィルターと、NDフィルターだろう。この二つはいかにレンズ、カメラの性能が高まろうとも無くなることはないはず。

 NDフィルターは簡単に説明するとサングラス。シャッタースピードを落とすことで、日中でもスローシャッターが可能になる。日差しの強い日は眩しくて目を開けていられない日もあるが、カメラもそんな日は目を開けていられない。シャッタースピード最大で、F16とかかなり絞らなければ撮れない。でもF2.8で撮りたい。あと、昼間でも1秒ぐらいのスローシャッターで水の流れを撮りたい!そんなときに大活躍!
 PLフィルターはちょっと変わったもので、こちらも最近ではサングラスに採用されている。いろんなものに反射した光を消す科学万歳なフィルター。ショーウィンドウの映り込みをなくしたり、虹をはっきり写したりするのに大活躍!
 

 細かい効果については調べてもらうとして、最近気になるのはレンズフィルターは付けるのが面倒くさいということだ。プロテクトフィルターと違い、必要でないときは無用の長物なので、つけっぱなしにできない。どうなるかというと、両者揃ってサングラスの仲間なのでmシャッタースピードが遅くなる。そのため必要な時だけ付け外しをする。だが、過去から今まで、レンズの前のネジ溝にねじ込むことで取り付ける。フォーサーズパンケーキレンズのキャップと同じで、面倒極まりない。もうちょっと簡単につけれないものか?レンズキャップみたいにバネ式なんてできないだろうか?構造的にケラレそうだが。
 もっともっとフィルターを効果的に使いたいが、ちょっと使うのが面倒な日々。春になり、これから日々日差しが強くなる。NDフィルターの活躍の機会が増えそうだ。
 まあ機会は増えても、買ってなければ使いようはない。PLフィルターをNDフィルター代りに使うのも限界だ。かといってあんな丸い板に1万を払う勇気がなかなか生まれないわけで。



結論

フィルターの特徴

  1. レンズを保護する
  2. レンズの性能を引き出す
  3. すべてねじ込み式
  4. やたら高い
  5. 買わないと使えない