GX200拡張計画


 最強のサブカメラGX200E-30導入後明らかにシャッター回数は落ちたが、今なおサブカメラとしてその役目をはたしている。最近撮影画像を「硬調」、つまり撮影した画像のコントラストが高めになるように設定したら、結構好みの色になって株が上昇した。
 GX200には豊富なオプションが用意されているが、ほとんど同時に購入した。唯一買わなかったのは、テレコンのTC-1だけだ。
 なぜ買わなかったの?理由は簡単で、GXには広角しか求めていなかったのだ。だが、最近その気持ちも変わりだしている。

RICOH テレコンバージョンレンズ TC-1 174810

RICOH テレコンバージョンレンズ TC-1 174810

 TC-1はGX200とともに発売されたテレコンだ。テレコンとは望遠鏡のようなもので、遠くのものを撮影できるようになる。より広く撮影するワイコン、DW-6は同時に購入したが、これはGXの性能を引き出すアイテムなので、お勧めだ。しかし、基本的に望遠に弱いGXを、無理に伸ばしてどうするのか?遠くを撮るには一眼の独壇場だ。そういった思いから購入は見送った。
 が、どうも最近一眼の持ち運びに苦労することが多い。かといってGXだけで撮影に出かけるのはなんか勿体無い。基本的に望遠派の自分にとって、望遠がメインであり、広角はサブだ。そのためのGX。
 しかし、逆に考えればGXが望遠に強くなればいいわけだ。テレコンを付けるとGXは35m判換算135m(F4.4)の焦点距離を持つ。これはフォーサーズの70-300mmの広角端、70mm、つまり換算140mm(F4.0)とほぼ同等だ。メインのレンズである14-54mmの望遠端よりもちょっと長い。お!いい感じじゃないか?もしテレコンを買ったとすると、GXだけで19mm〜135mmの画角を得られるわけか。
 だが、冷静に考えると、リコーの放つ大衆向けカメラはかねてより28-200mmというとんでもないレンズを積み続けている。200mm…長いな…。このように、望遠に強いカメラを別に買うのが賢い方法なのだろうが、やっぱりGXのすぐれた操作性は無視できない。というか浮気はだめよ。
 また、ワイコンとテレコンを二つ調達すれば、一眼のレンズ交換みたいに切りかえれて面白くないか?
RICOH 外部ミニファインダー GV-2 175090

RICOH 外部ミニファインダー GV-2 175090

 また、GRD用のビューファインダーもちょっと気になる。GX用の液晶ビューファインダーVF-1(通称ちょんまげ)に比べると実用性はないが、光学ファインダーはやはり憧れる。マイセッティングの一つにファインダー用の設定でも組み込めば楽しそうだ。


 コンデジのくせに拡張性がやたら高いのがリコーのハイエンドカメラの特徴。あえて未完成で出荷されるので、完成させるのはユーザー。そしてユーザーの数だけ完成品が生まれる。まだまだ私のGXは完成していない。


<ちなみに>

RICOH フード&アダプター HA-2 GX200・Caplio GX100用 174750

RICOH フード&アダプター HA-2 GX200・Caplio GX100用 174750

 ワイコンでもテレコンでも付けるにはフードアダプターHA-2という商品がいるのだが、商品的にはただのプラスチックの筒だが、価格は5000円近くする。自動開閉キャップLC-1より高い。テレコン買うにしても、HA-2にはワイコンもテレコンもネジで取り付けられるので、一つで使いまわそうとすると非常に面倒。かといって新たに買うのも財布に良くない。テレコンは1万ほどで買えるがなんでこんな筒に何千円も出さねばならないのか…。金に余裕があればワイコン用、テレコン用、そしてフィルター用に3つ欲しいところだ。