禁断の果実


 GX200の拡張(TC-1ではない)のため、カメラ仲間と横浜へ。あいにくの曇り空で、少し雨もぱらつく天候。
 カメラを濡らさないよう気をつけながら進んだ先で、ついに「アレ」に触れてしまった…。
 男二人、喫茶店でカメラを向けあう光景を、一般の人はどう受け取ったのだろうか?


 今回購入したのはGX200関連のパーツ。といっても純正ではない。

 まず、角型フード。どこかでHAMAのフードが使えるようなことが書いてあったので購入。価格2000円ほど。ただし、純正のフードアダプターの系が43mm、でフード49mmだったので、ステップアップリング経由で取り付け。で、取り付けたのが上。まて、純正の花形フードじゃダメなのか?という質問に一応答えておく。

 あいにくデザインがよろしくないのだ。個人的にこれをつけて実際に撮影するのは恥ずかしい。かといって光の強いところではさすがにフードが無いとちょっとつらいので付けないわけにもいかない。効果はまだ確認していないが、HAMAの角型フードは広角端でもケラレなしだ。


 で、次は見た感じワイコンDW-6だが、ちょっと工夫して、普通のレンズキャップが取り付けられるようにした。DW-6の内側にはねじが切ってないのでフィルターもキャップも付けれないが、58mmのフィルターはちょっとねじを落とせばねじ込めます。手元にあった58-62のステップアップリングを付けて、62mmのレンズキャップを取り付けました。もちろん62mmのフィルターも付けれるのだが、28mmぐらいでないとケラレます。実用しようとすると、もっとステップアップリングで径を広くする必要がありそうだ。

 写真には写ってないが、リアキャップもどきも購入。かぶせ式の49mmのキャップなのだが、そのままではスカスカなので、フードアダプターにビニールテープを2周させ、取り付け。ちょっとしたアクセント感覚で赤を使用。上のほうの画像で根元が赤いのはそのため。ついでにあまり外観が良くないフードに滑り止めを設置。カメラな人は補修用のレザーでも使うのだろうが、私は自転車な人なので、ロードバイク用のバーテープを取り付け。なんとうミスマッチ。


 そんなこんな購入した後、ぶらりと中古カメラ屋へ。そこでOM30用に50mmF1.4レンズを買うことになったのだが、そこでトラブル発生。店員さんが気を利かせて実際にカメラに付けて使ってみますかとのこと。そこで持ってこられたのがOM-1だった…!
 恐る恐るレンズを付け、巻き上げレバーを上げる。OM30と違い、スッと巻き上がる。静かにシャッターを切った瞬間、電撃が走った。

 久しぶりにいい意味でゾクッとした。静かで軽いシャッター。その瞬間でOM-1の魅力に取りつかれた。本当の理由は分からない。その時は衝動的に買わずに済んだが、これは危ない。なにがそんなにワクワクさせるのか分からないが、久しぶりにときめいた。次は耐えられる自信はない…。あれを買ったらいけない世界に踏み込んでしまう、そんな気がした。