ある自転車人の一日

夕焼け


 今日は午後からの授業のみ。午前は何もない、自由な時間。澄み渡る青空は暖かい風を吹かし、気持ちのいい日だった。よし、山に行こう。
 というわけで夏休みが終わってから新たなマイ自転車となった、スコットのフルリジットMTBの出番。山といっても寮がすでに山の中になるので、26歩先は樹海だ。フルリジットのクロモリMTBだが、年季が入りすぎていつ壊れるかも分からない。本格的なオフロード走行は危ないが、ちょっとしたラフロードなら問題ないだろうと、ごつごつした獣道を進む。そこに広がるのはきれいな池である。寮から自転車でちょっとの場所に広がる幻想空間。私のちょっとお気に入りの場所だ。池のそばで腰を下ろしていると、エンジンの音が響く。軽トラックが道なき道を突き進み、ここまで来たのだ。運転手は高齢のおじさんだった。話してみると、釣りに使う生餌がいるとのこと。時期をみるために覗きに来たらしい。ただ、この池もブラックバスだかブルーギルだかに汚染されて、生態系が狂っているらしい。いろいろな話をした後、学校があるので帰宅。
 学校へ行き、帰宅後はスピードを求めてメリダクロスバイクヒルクライム。下りのとき、どうにもリアホイールが振れすぎてブレーキの開き大きくした結果、タッチが納得いかなくなったので帰ったら補正作業。ひたすら振れ取り代と格闘し、可能な限り補正。どうも3月末に事故したときにできたリムの振れが拡大し、もはや修復不能にまでなっていた。しかし、スポークテンションは極限にまで上げ、振れは1ミリ程度に抑える。日が暮れてから早速試した結果、それなりに満足した結果。だが、Vブレーキなのにふにゃっとした間隔なのはレバーが悪いのだろうか?ドロップ化してからの問題はまだ解決されていない。
 そんなこんなでひたすら自転車と触れていた一日でした。