ELECOM MR-C12購入


 昨日E-330を使い改めて感じたのは、記録メディアの貧弱性だ。オリンパス純正のXDピクチャカードを使っていたが、書き込み速度の遅さ、そして512MBという容量の少なさはE-330の性能を引き出せない。ちなみにJPGの最高画質で撮ると80枚ほどしか撮れない。RAWなんか撮れたもんじゃない。容量的にも書き込み時間的にも。
 そして、七転八倒の末これを買うに至ってしまった…。
 よし、CF(コンパクトフラッシュ)カードを買おう。一眼の記録メディアといえばCFだ。E-330も旧式とはいえCFのスロットは備えている。当時、XDは「なんかSDカードの凄いやつ」みたいな感覚で買ったのだが、現実はそうではなかった。むしろまだ健気に生き残っているのが奇跡。
 ということでCFを買おうと思うのだが、SDに比べ大きいくせに割高。もはや旧世代のメディアだから安いイメージがあったのだが、低所得者ではホイホイ買えない。IXY、GX200でさえ、2GBのSD(厳密にいえばマイクロSDとSDHC)を使っているので、E-330も2GBかそれ以上は欲しい。すると値段はそれなりになってしまう。
 そうこう悩んでいるとXDのコーナーが目に映る。そういえば、今E-330で写真を撮ると、いつもカメラとパソコンを繋いでデータを引き抜いている。理由は簡単。XDを読み取る手段がないから。以前は何でも読めるカードリーダーを買っていたのだが、寄付したので今手元にはない。と、ここで気づく。CFを買っても読み取るにはまたカメラを繋げる必要がある。これは面倒だ。ということでカードリーダーを買うことを決心する。
 なのだが、必要条件は「XDとCFが読めれば何でもいい!」ということだったのだが、第一条件のXDが読めるやつが「何でも読める」やつしかない。あんまり対応形式が多くて、スロットがたくさんあるやつは嫌いなので、幻の第三条件「デザイン」でことごとく落選。SDカードだけとかならゴロゴロあるが、XDなんてどこも対応していない。とにかくすっきりとしたデザインが良かった。もちろんUSBケーブルは内蔵できるものがいい。
 すると、まるで名刺ケースみたいなカードリーダーが目に入った。それがこれだ。
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 う〜ん、パッと見カードリーダーに見えない。奇跡的にXDも読める。よしこれだ!とあっさり決めてレジへ。意気揚揚とXDを差し込んで作動確認、問題なし。やった!これでパソコンとカメラを毎回繋げなくて済む!
 そしてもうひとつ、このカードリーダーにはもう一つ隠された機能がある。

 なんと無意味にカードが収納できるのだ。絶対に使うことはないだろうが、こういう付加価値に弱い。使わなくともあるだけ「他とは違う」優越感。
 こうして満足のいくカードリーダーが手に入ったのだが。ふと気付く。

 CFカード、読めないじゃん。