オリンパス E-620発表


 オリンパスが新しいフォーサーズ機、E-620を発表した。3月ぐらいにE-420の後継機が出る噂は出ていたり、発表前日にオリンパス公式ホームページのバナーに「E-620」という名前が踊ったりしたが、こうして正式に発表された。
 小型が特徴のフォーサーズ。その最たる例であるE-420の皮をかぶりながら、中身はE-30という太っ腹なボディ。多くの人が「E-30は何だったの?」と思いたくなる内容だ。詰め込めるだけ詰め込んだ!という性能や、アクセサリーなどをみても、オリンパスの本気がうかがえる。
 これがE-420の後継機なのか、E-520の後継機なのか微妙なところだが、E-520の後継機がE-30だとすると、E-3、E-30E-620と松竹梅が成立するのでそう考えよう。というか、今までエントリーグレードに2機種用意していたのもよく考えれば不思議なものだ。E-420の路線はマイクロフォーサーズがより追及していくのだろうか?
 この発表を見たとき久しぶりにワクワクした。よくやったオリンパス。そう本気で思った。オリンパス通販でも早速特典を付けたりしてアピールしているが、その中の一つにOFFパスというクーポン券が配布されていた。最大で20%のキャッシュバックという、この不景気の中よくやるよと思いたくなるクーポン券。大当たりの20%クーポンは大きい。うまくいけばE-30の半額程で購入できるこの新型機。どうしようと本気で考えた挙句、20%クーポンが手に入ったら検討しようという結論に至った。

「20%クーポン取得」

 取得してしまった…。悩みに悩んで検討した末、もうしばらく悩むことにした。というのも、最近は小さなボディにあんまり興味がなくなったことが原因だ。小さいか大きいかの基準はポケットに入るか否か。一眼のサブであるGX200を買ってから、大きな一眼に小さなGXという姿勢を確立した。また、電子式水準器が付いてなかったり、全体的な性能も大きさのハンデから一歩劣り、そしてバッテリーがBLS-1であったり、なによりグリップがないなどの理由で購入を踏みとどまった。というか我に帰った。
 だが、E-620は「これぞフォーサーズ」というべき決定版。このサイズにこれだけの機能を注ぎ込んだオリンパスに賞賛を送りたい。

 ということで、E-330の後継機はいまだ未定。なんだかんだでE-30が最有力候補。E-620も実物を触ればまた違ってくるかもしれない。もっとも、E-620の登場で、E-30の価格が暴落すれば自分としては好都合だ。
 あとオリンパス陣営が隠し持つフォーサーズマイクロフォーサーズの2機種。噂では梅雨ぐらいに発売になるとか。マイクロフォーサーズフラグシップがどう出てくるか気になるところだが、こちらの発表はまだまだ先になりそうだ。

 で、20%クーポンどうしようか?