OM30戦力化推進委員会


 OM30で撮ったリバーサルフィルムの現像が終わり、初めて見るポジフィルムに酔いしれる。
 ほとんどカメラ任せで撮ったのだが、一応撮れているようだ。トリップ35の時も心配だったが、やっぱり何とかなってしまう。たまにシャッター戻らなくてヒヤッとするが。ともかく、OM30が実用性に問題はないので今後使っていってやりたいが、フィルムを見るだけではまさに自己満足だ。
 デジタル世代の人間としては、やはりパソコンのディスプレイでしっかり眺めて、いろいろと使ってやりたい。
 というわけで、フィルムのデジタル化をなんとかして推し進めようと魂胆する。
 フィルムをパソコンに取り込むのにはいくつか手段がある。まずは写真屋でやってもらうこと。または、スキャナで取り込む方法。まあ主なものはこの二つ。
 写真屋でやってもらうのが一番楽だが、完全に出来上がったものしか見れない。一方スキャナで取り込む場合、手間はかかるがフィルムの性能を引き出すことができる。
 写真屋でやってもらう場合、CDに焼いてもらうのはあまり高くはないが、塵も積もれば山となる。スキャナは初期投資は高いが、それっきりだ。
 両者一長一短あるが、写真が趣味ならスキャナだなと思った。実は学生時代こんなこともあろうかとフィルムをスキャンできるスキャナを持っていたが、就職の際兄弟に寄付してしまった。なんともったいないことを…。
 で、新たに買おうにも、フィルムをスキャンするためだけに買うのもなんか嫌だ。ちなみにフィルムスキャナという専用品があるが、いつも一つ「0」を多く付けて販売するので困る。エプソンFS-500というのも出しているが、評判はよろしくない。

 当分は写真屋に任せて、飽きなければ本格導入、もしくは奪還すればいいかな。あと、リバーサルフィルムをCDに焼くのはかなり費用がかかるようで、リバーサルでやっていくには選択肢はスキャナだけになる。ということで、しばらくは普通のネガフィルムでやっていこうと思い、コダックフィルムのお得パックを購入。
 フィルムの問題ばかり前に出るが、もう一つの問題は意外に電池を食うOM30。電装がやられているだけなのかもしれないが、電圧が低くなるとフォーカスエイドが機能しなくなり、時々シャッターが戻らなくなる。シャター100回ぐらいでそういった症状がでるから、デジカメに慣れた自分にとってはちょっと困る。単3電池とかなら僕らの救世主、エネループが使えるのだが、あまり使用頻度の高くないボタン電池×5という狂った仕様。やはり機械式シャッターならその点気にしなくていいから、OM-1の導入もまだ明らめていない。もちろんOM標準レンズの入手もだ。

 ああ、金ばかり減っていく…。