3×2の世界
フィルムを現像して、少し面白いことに気づいた。それは撮影した写真のほとんどが、縦で撮られていたことだ。
なぜかと考えれば答えは至極単純だった。
上の画像を見て何か気付かないだろうか?左の方が縦に長いのだ。
左がフィルムを現像した3×2のサイズ、右が見慣れた4×3のサイズ。そう、フィルムと(私の所有する)デジタルカメラの写真は、縦横比が違うわけだ。
その結果生まれたのは全く新しい世界。横に撮れば横が、縦に撮れば縦に強調された写真が生まれる。3×2の世界。
ていうか縦横比って何?という人のために軽く説明。縦横比(アスペクト比)とはその名の通り縦と横の比率。1対2、といったように扱われ、この場合、横が1の時縦が2、ということ。つまり横が100なら縦は200。また、横が50なら縦は100、といったようになる。
では3×2と4×3ではどのぐらい変わるか。横が12とすると、縦は3×2では8、4×3では9となる。差は「1」。この1が大きい。上の画像を見ればよく分かるだろう。画像のイメージが変わってくる。
これはお馴染みのGX200で撮った写真。
続いてOM30。OM30の方が広さを感じる気がする。が、どうしても縦に小さいので、いつもの感覚で撮れない。
GX200を買ったとき、スクエアフォーマットに感動したが、それと同じぐらいの衝撃だ。4×3とはまた違った世界を感じた。
なんで縦の写真が多いのか。なぜなら私は天井が低い部屋が嫌いだからだ。
でもまあ4×3の画像が一番落ち着くわけで。
<愚痴>
フィルム現像はともかく、CD焼きこみの値段はぼったくりすぎ。